一目おきから、一目ずつの表と裏へ
ピンクの捨て編みの上に、青い本糸の編み地が少しずつ伸びていきます。2023年11月に残した、一目ゴム編みの編み出しの記録です。使っている編み機はBrother KH801の細機。タッピを使い、針の上に並んだ目を手で整えていきます。
二目ゴム編みの編み出しと、出発点は同じです。違いが出るのは、袋編みの準備をしたあと、どの針に目を掛け、どの目をタッピ返ししていくかというところ。一目ずつ表と裏が並ぶ形に向けて、偶数目を扱っていきます。
最初の三段までは、共通の道順
まず、一目おきの針で捨て編みをします。本糸に入る前には、抜き糸を一段。本糸に替えて三段編むところまでは、二目ゴム編みの編み出しと共通です。この準備から、裾の袋編み部分を作っていきます。

渡り糸を、偶数目の針へ
一目おきに編んだ目の間には、渡り糸があります。この渡り糸をタッピ返しして、空いている偶数目の針に掛けていきます。二目ゴム編みのように目を二目ずつの並びへ移す工程とは、ここが違います。
左右の端も同じように掛けて、ほつれないようにしておきます。中央の目をそろえるだけでなく、両端まで処理することで、編み出しの部分がつながります。
必要な段を編んでから、偶数目をタッピ返し
袋編みの部分ができたら、欲しい長さになるまで段を編みます。そのあとで、偶数目をタッピ返ししていきます。編み出しの渡り糸を針に掛ける操作と、段を編んだあとの目を返す操作。どちらにもタッピを使いますが、作業の時点と扱う糸が違います。

左右の端は、先に済ませておく
当時の投稿にも「タッピ返しは端がやりにくい」と書いていました。左右の端は扱いにくいので、先にタッピ返ししておく。今回の手順に添えておきたい、小さなコツです。
手元の動画には、糸を拾い直したり、編み地を支え直したりする動きも残っています。すべてが滑らかに進むお手本というより、仕組みを覚えながら手を動かしていた記録です。目がどう移っていくかを見返すには、そうした途中の動きも手掛かりになります。
二つの編み出しを並べてみる
二目ゴム編みの編み出しでは、Brother KH230の太機を使っています。今回のKH801の映像とは針の間隔も違いますが、最初の三段までの準備を共有し、その先で目の並べ方が変わることを見比べられます。