つくるヒント / 交差模様

交差模様 / 01

模様を、編む言葉にする

13目×8段の一組を、図と文章に。
交差模様の応用 · Amibumi編

淡い色の靴下の編み地。縦に並ぶ縄編みと、その間の地の模様が見える。
Instagram投稿 C19y77mxM41 の3枚目。写真の交差は3+3です。

淡い色の靴下に入れた縄編みを、一組の模様として残します。裏2目、表6目、裏2目、表3目。表6目を3目ずつに分け、8段ごとに同じ方向へ交差させる模様です。

Amibumiでは、編み目記号で作った模様を、編むための文章でも確認できます。図の中に交差を置いたあと、その6目がどのような指示になったかを読む。入力した形と言葉を行き来するところが、この道具で記録する面白さです。

一組の大きさを決める

「編み目模様」から模様エディタを開き、横13目、縦8段の枠を作ります。右下が1目・1段目。今回は右端から、裏2、表6、裏2、表3と並べ、同じ列を上の段へ続けます。

空欄は表目の省略ではなく、まだ編み目を置いていない場所です。「空欄を表目で埋める」を使ってから、1・2・9・10目の列を裏目にすると、地の並びを作れます。

13目8段の反復枠と地の表裏を示す配置図
入力練習用の配置図。交差段を便宜上1段目に置いています。実物の作り始めの段を示すものではありません。縦線=表目、横線=裏目。
この操作例は、新規作品の初期状態である「輪編み」で入力・保存を確認しています。写真の靴下は機械で平に編んだ作品です。写真の機械操作や、平編みの裏段の指示を再現する手順としては扱いません。

六目を、二つの束で指定する

「交差編み」を選ぶと、「最初に休める目」「次に編む目」をそれぞれ選べます。3+3なら両方を3目にし、「左上交差・手前に休める」を選びます。配置する位置は、交差が占める6目の右端です。この例では3目目を押すと、3〜8目に交差が入ります。

入力練習では、一組の1段目を交差段にしています。この8段を繰り返せば、交差は1、9、17……段と8段おきになります。「8段ごと」は間隔の話で、作品の最初の交差が8段目だという意味ではありません。写真の実物で最初に交差した段は、別に確認する必要があります。

図から、言葉へ戻ってみる

今回の入力では、1段目が「裏2目、6目左上交差(3目×3目)、裏2目、表3目」、2〜8段目が「裏2目、表6目、裏2目、表3目」と表示されました。交差の総目数だけでなく、3目ずつという内訳も残ります。

この一組を作品で横にいくつ並べるか、縦に何回繰り返すかは、模様の保存とは別に会話で指定します。一組を作ることと、一足全体の編み方を書くことを分けて考えられます。

4+2へ、配分を変える

応用例では「最初に休める目」を4、「次に編む目」を2にします。左上交差はそのままに、同じ1段目・3目へ置き直します。文章も「6目左上交差(4目×2目)」へ変わります。入力後は「この模様を推敲する」で確定します。

ここでの4+2は、単に合計が6というだけでなく、「先に4目を手前へ休め、次の2目を編む」という順序を持っています。2+4と取り違えないように、束の内訳と手前に来る側を一緒に確認します。

3+3は同じ幅、4+2は幅の違う束で交差する模式図
一回の交差と束の配分を示した模式図。実物の編み地や、編み上がりを予測する画像ではありません。

模様の名前や説明には、なぜ太さを変えたのかも添えられます。均等な縄にしたかったのか、細い束の動きを加えたかったのか。目数だけでは伝えきれない選び方も、編む言葉のそばに残しておきたいところです。