つくるヒント / 交差模様

交差模様 / 共通編

六目の分け方で、
縄の表情が変わる

淡い色の靴下から、交差模様の応用へ。
3+3と4+2、同じ六目の中にある違い。

淡い色の靴下の編み地。縦に並ぶ縄編みと、その間の地の模様が見える。
Instagram投稿 C19y77mxM41 の3枚目。写真の交差は3+3です。

淡い色の靴下には、同じ方向へ交差する縄編みが並んでいます。平に編んだ編み地の中を、少しずつねじれながら縦に伸びていく模様です。仕上げ前の写真でも、その並びがよく見えます。

この模様は、裏2目、表6目、裏2目、表3目を一組にしています。交差させるのは、その中の表6目。3目と3目に分け、8段ごとに左へ交差させます。同じ向きへの交差が続くことで、縄の形になります。

交差のまわりにも、模様がある

表編みだけの地に交差を入れることもできます。けれど、裏目を混ぜると、表目の束とそのまわりの違いが出て、交差がくっきり見えます。裏目を混ぜた立体感も、表目だけの表情も、好みに合わせて選べるところです。

この靴下も、交差する6目だけで模様が完結するわけではありません。両脇の裏2目と、隣に続く表3目まで含めて、一つの並びになっています。交差の記号と一緒に、そのまわりをどう編むかも残しておくと、模様の構成が分かります。

裏2表6・交差裏2表3

横は2+6+2+3で13目。縦は8段。その一組を横にも縦にも繰り返す、と考えると、広い編み地を小さなまとまりとして扱えます。

六目を、どう分けるか

3目と3目なら、同じ太さの束が絡む、均等な縄編みになります。写真の靴下はこの組み合わせです。一方、同じ6目を4目と2目に分けると、太い束と細い束が絡む模様になり、動きが出ます。

目数を増やしたり、繰り返しの枠を広げたりしなくても、束の配分を変えるだけで表情を変えられます。どちらがよいということではなく、整った並びにするか、太さに差をつけるか。その違いを選ぶところにも、作り手の好みが出ます。

3+3は同じ幅、4+2は幅の違う束で交差する模式図
一回の交差と束の配分を示した模式図。実物の編み地や、編み上がりを予測する画像ではありません。

4+2の実物は、まだこのページにはありません。ここでは、束の太さと重なり方を説明する図を添えました。糸のふくらみや締まり方まで図で決めずに、実際に編む機会ができたら、その写真を追加したいと思っています。

同じ模様を、二つの道具に残す

Amibumiでは、一組の模様を作り、それを編む手順と言葉につなげます。Katagamiでは、一組の模様をパーツや編み地の領域に配置し、形の中で繰り返します。束の目数を指定するところは似ていますが、入力後に確かめることが違います。

そのため、操作の説明は二つに分けました。写真の靴下をそのまま再現する一足分のレシピではなく、ここにある模様をもとに、入力と応用の考え方をたどる記事です。

平に編んだ靴下の記録から、その模様をもう少し近くで見る。作品の写真と、入力できる一組の模様を、少しずつつないでいきます。